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ドゥカティといえば、イタリアのちょっとイカした奴。なんてイメージを漠然と持っている方が多いのでは無いでしょうか。バイクに余り詳しくないという方でも、映画「マトリックス リローデッド」で、ヒロインであるトリニティがハイウェイを爆走した緑色のバイク。もしくは映画「ナイト&デイ」でトム・クルーズがキャメロン・ディアスと二人乗りをしながら街中でものすごいバトルシーンを繰り広げた赤いバイク。といえば、「ああ、アレね。」と思い出したりしませんか?
ちなみに「マトリックス リローデッド」で使用されていたのは、「996」というスーパーバイクで、ドゥカティと言えば "赤"なのですが、マトリックスでは世界観にあわせたメタリックなグリーンをまとって登場。後に「998マトリックス エディション」という限定バージョンが発売されたほどの人気車に。そして、「ナイト&デイ」で使用されたのは「ハイパーモタード1100S」。オフ(ダート)とオンを走る、モタードという競技の車両をドゥカティなりに解釈したクールなモデルなのです。
ここでイタリアの老舗バイクメーカーであるドゥカティを簡単に説明すると、「イタリアのボローニャでお洒落で職人気質なイタリアンが作る、L型2気筒エンジンを搭載したかっこいいバイク。」という感じ。世界最高峰のバイクレースであるMotoGPにも参戦を続けたり、ネイキッドタイプのモデル「モンスター」もバーハンドルなのにハンドルが低くてレーシーなポジションだったりと「速さを求める人が乗るバイク」というイメージが何となくついてまわっているメーカーなのですが、それだけじゃないんです。
それが、昨年2015年に登場したドゥカティの新しいモデル「スクランブラー」。このバイクのコンセプトは「The Land Of Joy」。所有する喜びや、スタイルに合わせたファッションやカスタムといった楽しみ方のできるバイク、そして「SELF-EXPRESSIONI『らしさ』の表現」。速さだけでなく、もっとライフスタイルに寄り添った"自分らしさ"を表現しながらも、走りも楽しめるツールとして気軽に乗れるバイクであり、他のドゥカティのモデルとはブランディングがきっちりと棲み分けされています。ドゥカティのモデルはファミリーと呼ばれて形成されているのですが、スクランブラーはそのファミリーの一員ではなく、独自のファミリーとして成り立たせているのが特徴。新しいユーザー層をねらったこんなコンセプトが、全世界から受け入れられ、2015年の「世界のトップ10ベストセラー・バイク」の10位にランキングされました。
ちなみに1位はSTREET GLIDE<HALEY-DAVIDSON>、2位ELECTRA GLIDE<HALEY-DAVIDSON>、3位R 1200 GS<BMW Motorrad>、4位MT-07<YAMAHA>、5位 ROAD GLIDE<HALEY-DAVIDSON>、6位 XL1200<HALEY-DAVIDSON>、7位MT-09<YAMAHA>、8位XL883<HALEY-DAVIDSON>、9位MT-09 TRACER SCRAMBLER<YAMAHA>という結果になっている。ハーレー強し!! ヤマハも大健闘! ここに食い込んだスクランブラーお見事デス。
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Ducatiの400ccが復活! スクランブラーSixty2が間もなく上陸。2016年スクランブラーファミリー勢揃い:サトウマキ originally appeared on Autoblog Japan on Thu, 18 Feb 2016 03:00:00 EST. Please see our terms for use of feeds.
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