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トライアンフモーターサイクルズジャパンは2016年10月13日、ニューモデル『ボンネビルT100』および『ボンネビルT100ブラック』、『ストリートカップ』のメディア向け国内発表会をシェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテルにて開催した。


これら新機種は10月上旬にドイツ・ケルンにておこなわれたインターモト(ケルンショー)で発表されたばかりで、日本での公開はこれが初めて。同社の野田一夫 代表取締役社長は、「ボンネビルT100は販売の中核を担う最重要モデル」「ストリートカップはスポーティなビジュアル、走りが魅力です」と力を込め、報道陣に紹介した。

ボンネビルT100/ブラックは、性能のみならずデザイン性も追求した水冷900ccSOHC4バルブ並列2気筒エンジンを搭載する新たなスタンダードモデル。スタイリングは伝説の1959年式ボンネビルにインスパイアされたもので、当時のフォルムや強烈な個性を継承している。


野田氏は言う。「本物を知っている人、そしてスタイリッシュな女性にも乗っていただきたい。ペイントもクロームメッキにも高級感があり、歴史を感じるモデルです。じつはトライアンフ社のオーナーが旧いモデルを探し出して購入し、デザインチームにこれを研究してつくりなさいと言って今回の完成に至りました」

専用設計された車体は、乗り手を選ばないハンドリング性能を実現。790mmという低いシート高と肉厚のクッションによる抜群の足着きと快適性を実現した。


容量14Lの燃料タンクには、上質なブラシ仕上げのアルミ製カバーとボルト式のクラシカルなエンブレムバッチを装着。これはボンネビルT100/ブラックだけのものだ。
フェンダーやハンドルバー、ヘッドライトベゼルやミラーには深みのあるクロームが施され、高級感あふれる仕上がり。野田氏は「オリジナルを昇華させ、美しく進化したスタイリング」と説明する。


ピーシューターサイレンサーは専用設計。ピーシューターとは豆鉄砲のこと。左右2本出しのマフラーはシンメトリーで、これもまたトライアンフのパラレルツインらしさを感じるポイント。
水冷エンジンでありながらも、直立するシリンダーには美しい冷却フィンが刻まれ、ルックスにもこだわりを感じる。もちろん吸気系はフューエルインジェクション式だが、外観上はまるでキャブレターそのものだ。

ボンネビルT100ブラックはホイールリムをはじめ各部を黒で統一。ツインマフラーもマットブラックで仕上げられ、エンジンカバーもブラックにしている。


車体価格は先代の空冷モデル(T100)では税込み131万円としていたが、12%マイナスの115万500円(BONNEVILLE T100Black ジェットブラック)と大幅ダウン。マーケットを刺激する戦略的価格を打ち出した。なお、BONNEVILLE T100Blackのマットブラックは117万2500円、BONNEVILLE T100(ツインカラー)は118万9380円となる。
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【レポート】トライアンフが水冷エンジン搭載のボンネビルT100/ブラック&ストリートカップを本邦初披露:青木タカオ originally appeared on Autoblog Japan on Fri, 14 Oct 2016 04:00:00 EST. Please see our terms for use of feeds.
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