Filed under: 日本, 試乗記, セダン/サルーン, レクサス, ニューモデル

「はたして2リッターエンジンで、レクサスGSの高級な走り味を担保することは可能なのか」
レクサスGSに2リッターという排気量のエンジンが搭載されると聞いて、にわかに心配したのはそのことである。


時代は排気量を抑えたユニットをこぞって開発し、次々と投入している。いわゆるダウンサイジングと呼ぶ手法だ。
狙いは環境性能への対応だ。排気量を抑えることで燃費性能を高める。排気量が少なくなったことで心配される出力に関しては、ターボチャージャーを合体させることで補う。もちろん直噴化などの細工は当然のこととして、燃費をかせぎ、環境性能を高める。そして動力性能も担保する。今もっともポピュラーな技術である。


もっとも、いくらターボチャージャーでトルクを補うと計算したところで、過給機には、レスポンスの悪化が付きまとう。それもごく低速域でそれは顕著だ。つまり、けっして軽量ではなく、しかも上質な走り味が求められるGSに、2リッターターボが有効なのか。心配したのはそれが理由なのだ。車両総重量が2トンに及ぶのに、はたして・・・、である。


レクサスGSに新たに搭載させることになった2リッターエンジンは直列4気筒である。動弁機構はDOHCであり、可変バルブタイミングであり、シリンダー内に直接ガソリンを吹き込む直接噴射機構である。そのユニットに、インタークーラーターボチャージャーが合体されるのだ。ターボはシングルだ。
ボア×ストロークは86mm×86mmのスクエアタイプ。それによって、排気量からは想像すると驚くような出力を発揮する。最高出力は245ps/5800rpm、最大トルクは350Nm/16500rpm~4400rpm。組み合わさせるミッションは8速ATだ。
Continue reading 【試乗記】LEXUS GS 200 t 、パワーユニットに魅惑のターボフィールが加わった:木下隆之
【試乗記】LEXUS GS 200 t 、パワーユニットに魅惑のターボフィールが加わった:木下隆之 originally appeared on Autoblog Japan on Tue, 24 Jan 2017 03:00:00 EST. Please see our terms for use of feeds.
Permalink | Email this | Comments