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スズキ、新プラットフォームとマイルドハイブリッドを採用した新型「ワゴンR」を発表

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スズキ、新プラットフォームとマイルドハイブリッドを採用した新型「ワゴンR」を発表

スズキは2月1日、6代目となる新型「ワゴンR」および「ワゴンR スティングレー」を発表。同日より発売した。新開発プラットフォーム「HEARTECT(ハーテクト)」を採用した車体に、発進時にモーターのみで走行できるようになった「マイルドハイブリッド」を搭載し、JC08モード燃費では軽ワゴン最良となる33.4km/Lを達成したという。


軽量と高剛性を両立したという新プラットフォームの採用によって、車両重量は先代から20kgほど軽量化された。「アルト」や「スイフト」ほど劇的に軽くなったわけではないが、むしろパッケージングの方に恩恵が大きいらしい。軽自動車なので全長が制約される中、ホイールベースを35mm伸ばすことで室内長は先代の2,165mmから2,450mmに大きく拡がった。しかも最小回転半径は4.4mとまったく変わっていない。




新型ワゴンRの機械的なもう1つの特長はパワートレインにある。リチウムイオン・バッテリーと「ISG」と呼ばれるモーター機構付発電機を組み合わせた電気によるアシスト・システムは、従来の「エネチャージ」や「S-エネチャージ」に替わって、小型車で採用されている「マイルドハイブリッド」に進化した。具体的に数値を挙げると、リチウムイオン・バッテリーの容量は従来の3Ahから10Ahに増大し、モーターも最高出力2.2ps/最大トルク4.1kgmから、3.1ps/5.1kgmに向上。これによって加速時にエンジンをアシスト(100km/h以下、最長30秒間)するだけでなく、発進時にはモーターのみによるクリープ走行も可能(13km/h以下、最長10秒間)になった。



658cc直列3気筒「R06A」型エンジン自体は基本的に従来から引き継ぐが、冷却性能の強化や補機ベルトの張力低減に加え、エンジニアの方によれば「あんまり言えないけれど、細かな改良を色々とやっている」という。最高出力52ps/6,500rpmは変わらず、最大トルクが6.4kgmから6.1kgm/4,000rpmにわずかに減った。モーターのみによるクリープ走行から、エンジンが始動し、さらに加速時にエンジンをモーターがアシストするまで、すべての段階でシームレスに、乗っている人が段差を感じないようにチューニングしなければならなず、これに非常に苦労されたとか。「特にCVTに乗っていらっしゃるお客様は、段差がないのが当たり前ですからね」とパワートレイン担当者の方は仰る。ちなみに新型ワゴンRのトランスミッションは、非ハイブリッド車も含め全てCVTのみとなり、ついにマニュアル・トランスミッションの設定はなくなった。JC08モード燃費は先代の33.0km/Lから33.4km/L(自然吸気ハイブリッド前輪駆動モデル)に0.4km/Lだけ向上したが、これも単に燃費の数値だけを追求するのではなく、日常的な乗り味を重視した結果だそうだ。



「ワゴンR スティングレー」には最高出力64ps/6,000rpmと最大トルク10.0kgm/3,000rpmを発揮するインタークーラー・ターボ付きエンジンも用意され、これにもマイルドハイブリッド・システムが組み合わされる。ちなみに、エンジンとモーターの合計最高出力が(軽自動車の業界自主規制値である)64psを超えることはないという。このシステムはエンジンの出力が低い回転域をアシストするためのものだからだ。

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スズキ、新プラットフォームとマイルドハイブリッドを採用した新型「ワゴンR」を発表 originally appeared on Autoblog Japan on Thu, 02 Feb 2017 07:00:00 EST. Please see our terms for use of feeds.

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