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【NYオートショー2016】マツダ MX-5 RF 開発秘話、逆転の発想「リヤルーフを残そうや」:飯田裕子

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ニューヨーク国際オートショーで世界初公開となったマツダ ロードスターのもう一つのオープンタイプモデル MAZDA MX-5 RF(リトラクタブル・ルーフ)。北米ではロードスターではなくMX-5の名で販売されており、ソフトトップを持つ新型MX-5は北米でも昨年発売が開始されている。


RF=リトラクタブル・ルーフの特長は何と言ってもデザイン。新型ロードスターの企画段階(2007年)から屋根のバリエーションについては計画があったそうだ。だからこそなんだろう。パーツの変更点はこれだけ印象が異なるのに、わずか「8点くらいでしょうか」と山本主査はいう。
インテリアの素材感や質感も含め、一目みて、より大人っぽい、落ち着きのある雰囲気が印象的だった。
背景や開発者やデザイナーの想いは後に主査の山本修弘氏のインタビューをお伝えするとして、まずは主な変更点をピックアップしてみたい。



ボディサイズは全高が+5ミリとなる以外、全長や全幅はソフトトップモデルと同数値。トランク容量の130L(DIN方式)はソフトトップモデルとまったく変わらない。注目のルーフは10km/h未満であれば走行中でも開閉操作が可能で、フロント、ミドル、リアの3つのルーフで構成される電動格納式のハードトップを採用している。


オープン時は風の巻き込みを抑えるアクリル製の大型エアロボードを採用する一方で、バックウインドウが開くため後方からの排気サウンドが楽しめるそうだ。クローズド時はソフトトップ以上の快適性もRFの大きな特徴となるため、静粛性にも力を注がれた模様。フロント/ミドルルーフの内側に吸音タイプのヘッドライナーと、リアホイールハウスには遮音材を採用している。


インテリアの基本デザインはソフトトップモデルと変わらないが、ドアやシートにやわらかなナッパレザーを使用することで、落ち着きと洗練度が増す...というのは比較であって、この落ち着きや洗練されたインテリアの雰囲気がRFらしさ、というべきだろう。

パワートレインはいよいよRFから日本にも2Lが主力モデルに追加されることになりそうだ。トランスミッションは6マニュアルトランスミッション、6速オートマチックトランスミッションともに組み合わされる。

ところで、ロードスターと言うとソフトトップが印象強いが、それは私だけだったのかもしれない。3台目=NC型=先代モデルから採用の始まったリトラクタブル・ハードトップモデルは世界的にはソフトトップと50:50の割合で売れていたそうだ。日本にいたっては、50%よりも少し多いくらいなのだとか。ND=新型ロードスターの登場の際には黒い幌だけではオシャレでないと、デザイナーや開発主査の山本氏にも申し上げていた私。なぜなら日本では幌を閉めている時間のほうが長いという方が多いのではないかと、かつてソフトトップ・オープンカーを所有していた私は思うのだ。幌とボディのカラーでオーナーカーとしてこだわり、楽しみたいのだ。が、それもおそらく長く続くであろうモデルのことだから、そのうち登場するに違いない。そんな話を山本氏と何度したことだろう。幌の色を増やすよりも本質の異なる屋根=RFが新型登場からわずか一年で登場したのだ。以降は山本氏の言葉を中心にお届けしたい。


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【NYオートショー2016】マツダ MX-5 RF 開発秘話、逆転の発想「リヤルーフを残そうや」:飯田裕子 originally appeared on Autoblog Japan on Mon, 28 Mar 2016 04:45:00 EST. Please see our terms for use of feeds.

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